「最近よく聞くSTEAM教育について詳しく知りたい」
「STEAMS教育を取り入れてみたいけれど、ハードルが高そう…」
STEM(Science, Technology, Engineering, Mathematics)に芸術(Arts)をプラスしたSTEAM教育は、子供の未来に必要なスキルを育むことができると注目されています。
STEAM教育は、特別な習い事などではなくご家庭でできることもたくさんあるのです!
この記事では、子育て中のママのためにSTEAM教育の基本やメリット、家庭でできることをご紹介します。
STEAM教育ってなに?
STEAM教育の基本概念 STEMとの違い
STEAM教育は、科学、技術、工学、芸術、数学の5つの分野を統合した教育アプローチです。
STEAM:Science, Technology, Engineering, Arts, Mathematics
STEAM教育は、もともとあったSTEM教育の概念に「芸術(Arts)」が融合されて誕生しました。
STEM教育は、技術と工学のスキルを養い、現代社会における高度な技術や職業に対応することに焦点をあてていました。
近年、AIをはじめとする技術発展や環境変化が目まぐるしいスピードで進んでいます。
そこで、新たなイノベーションや問題解決には、よりクリエイティブで柔軟なスキルが必要となり、芸術やデザインの視点も含めたSTEAM教育がトレンドになっています。
STEAM教育のメリット
STEAM教育によって、創造性、論理的思考など幅広いスキルが身につき、子供たちの好奇心を刺激して学習への興味が高まります。
問題解決能力や創造性の向上
STEAM教育は実践的な学習を促進し、課題について主体的に考え、解決策を見出す力を高めます。
STEAM教育では実際に手を動かして学ぶ機会を重視しているため、理論だけではなく経験を通して学びスキルが身につきます。
また、芸術やデザインの視点や異なる分野を融合したアプローチにより、創造力や発想力を育み、新しいアイディアを生み出す力を養います。
将来の雇用市場への適応
STEAMは将来ますます重要になっていく分野です。
STEAM教育により、科学技術の進化に対応できる人材が求められる将来の雇用市場に適応できるスキルを培うことができます。
また、多様な分野を組み合わせるSTEMA教育では、チームで協力したり異なる視点からの学びを重視しています。
協調性が向上し、チームワークやコラボレーションといった将来の仕事に役立つスキルも高められます。
自己肯定感と自己表現力の向上
自分なりの発想や自分らしさを表現し、成功体験を積むことで、自己肯定感が向上します。
自己肯定感が高い子供は、学習意欲が高いことはもちろん、自信をもって成長し、困難にも立ち向かうことができます。
STEAM教育は、これからの未来の社会に必要なスキルを養い、子どもたちに強く柔軟に自分らしく生きていける力をつけることができるのです。
家庭でもできる!STEAM教育のアイディア
家庭でも、手軽なアクティビティやDIYを通じてSTEAM教育に取り組むことができます。
親子で共同作業しながら、科学、技術、工学、芸術、数学を楽しく学んでいきましょう。
- サイエンス実験: シンプルなサイエンス実験を行うことで、子供は経験から科学的な原理を学べます。例えば、水の浮力や色の混ざり合いなどの実験を通して、楽しみながら学べます。100円ショップなどで材料を安く揃えてできる実験もたくさんあります。
- プログラミング体験: 基本的なプログラミングの概念を学べるオンライン講座を活用するのもおすすめです。ScratchやTynkerなどは、子供に興味を引くビジュアルやゲーム要素がありプログラミングを楽しく学べます。
- DIY・工作: 家庭でDIYや工作を行うことで、子供たちは工学的なスキルや創造力・発想力を身につけることができます。簡単なロボットや紙飛行機など、家にある資材をリサイクルしながら作成してみましょう。
- 自然観察・自然を使ったアート:家の周りや公園などで自然を観察し、植物や動物の生態系や季節の変化など子供と一緒に学びます。観察ノートを取ってみたり、親子で図鑑を使って調べてみることもおすすめです。また、葉っぱや木の実、砂や流木などの自然の素材を使ったアート作品を作ったりすると、小さい子供でも楽しみながら学べます。
まとめ
STEAM教育は、子供の将来のキャリアに価値あるスキルを培うことができます。
特別な習い事をしなくても、家庭でできる取り組みがいろいろあります。
親子で楽しみながら、STEAMのスキルを伸ばし、お子さんの将来に役立てましょう